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パソコンが重い時の原因と対策~ハードウェア編~

パソコンが重たくて全然作業が進まないよ~!!
あぁ!固まった、、、どうしよ、、、
ストレスマックスーー!!

ほんとに重たいパソコンはストレスマックスになりますよね、私も会社の古いパソコンでエクセルの立ち上げだけで5分待つ、、なんて事を経験した事があります。でも今回の対策を行うことでパソコンがサクサクと動作するようになりました。長く使用したパソコンでは良く見られる現象なのですが、なんで重たくなってしまうのでしょうか?パソコンが重たくなる原因は多岐に渡り存在しますが、今回は”ハードウェア編“ということでそれぞれの原因と対策を解説していきます。

パソコンが重たくなる要因~ハードウェア編~
  • HDD/SSDの容量が一杯
  • メモリ不足
  • CPUの力不足
目次

ハードウェア三種の神器

まずパソコンが遅くなる要因であるパソコンを構成するパーツの三種の神器

CPU、メモリ、HDD/SSD(ストレージ)の三つについて説明していきます。

みなさんご存じだとは思いますがわからない人にはわからないものなのでわかりやすく簡単に説明いたします。

知っている方はここは飛ばして大丈夫です

CPU(中央演算処理装置)

パソコンの頭脳となり、計算を行うパーツです。頭脳ですのでパソコンのパーツでも最重要なものとなります。

CPUの性能が高いということは各種計算能力=処理能力が高いことを示します。

また、各パーツとの連携を司るためCPUの能力はパソコン全体の性能に影響を及ぼすこととなります。

純粋なパソコンの動作の速さはこのCPUに掛かっていると言っても過言ではありません。

メモリ(RAM)

よく作業机に例えられます、CPUが計算処理を行うための作業場と考えて頂ければいいと思います。

作業机が広ければCPUがより多くの仕事を同時に行う事ができます。作業効率が良くなるということですね。

逆に足りなくなると作業効率は著しく低下することとなり、パソコン全体の動作が重たくなるということになります。

しかしメモリを必要以上に多く搭載してもCPUの能力の限界を超える性能を発揮する事はできませんので適切な量があれあば必要十分となります。

HDDやSSD(ストレージ)

データの保管場所です。ストレージとも言ったりします。

OSやインストールするソフトウェア、プログラムはもちろん、作成したエクセル、ワード等のデータや写真、動画などのファイルを保管しておくスペースとなり、容量が多ければ多いほど多くの情報を保存できます。もちろん容量が大きくなると価格も高くなります。

データの出し入れする速度性能により、かなりパソコンの動作に影響を及ぼします。

※HDD=Hard Disk Driveの略、SSD=Solid State Driveの略となり役割は同じです。SSDは新しいストレージ規格でありHDDに比べ耐久性、動作速度に優れていますが容量が大きいものは価格は高いです。

原因と対策方法

さて必須であるこれらのパーツが原因でパソコンが重たくなる要因とはなんでしょうか?

CPUの力不足の場合

純粋にCPUの力不足です。

最新のソフトウェアやプログラム、映像や動画ではCPUに求める処理能力が高くなり、ひと昔前のCPUの性能ではそれらの処理を行うことが難しく、動作が遅くなります。処理は何とかできるけど、時間がかかるということですね。

残念なことに自作型のパソコンで無い限りCPUの交換を行うことは難しく、素人がCPU交換を行うことはとても現実的ではありません。

また自作型パソコンであっても最新の新しいCPUは規格(差し込み口やコネクタの形状)も新しい物へ変わっている場合が多く、昔の基盤では搭載できないことが多いです。

上記のような事柄からCPUの性能が足りない場合はパソコンの買い替えを検討した方が無難です。

メモリの不足の場合

パソコンのメモリが少ない場合に最新のソフトウェアやプログラムが多くのメモリを要求するようになることで不足する事が多く、メモリが不足することでパソコンの動作が重たくなる原因となります。

またソフトウェアやプログラムによっては多量のメモリを要求するものもあり、パソコンでやりたいことによっては足りなくなる可能性があります。

こちらはメモリの増設を行う事で改善することができます。素人でも割と簡単に行うことができ、価格もそれほどかかりません。

使用しているメモリの規格や容量により値段も変わりますが2023年4月現在、AmazonでDDR4規格の容量8GB✖2枚(16GB)が5000円~6000円ほどで買えますので費用はそれほど掛かりません。

16GB搭載されていれば特殊な事をしない限り足りなくなる可能性は稀です。

メモリが不足している場合は購入、増設を検討してみるといいでしょう。費用対効果は高いです。

HDD/SSDの容量が一杯&寿命

こちらも同様に長く使用しているとHDDやSSDなどのストレージ容量が一杯となってしまい、パソコンの動作が遅くなる要因となります。

ストレージ容量が一杯になるとOSで使用する領域の確保が困難となるためパソコンの動作に支障がでます。

使用していないソフトウェアやプログラム、写真や動画の整理などを行いストレージ容量を空けていく事で動作が改善する可能性がありますが、HDD/SSDを大きい容量のものへ交換することでも解決することができます。

またHDD/SSDは消耗品であり、毎日の使用でHDDでおおよそ3年、SSDでおおよそ5年ほどで寿命を迎えると言われています。

※この寿命というのは最低でもこれくらいは使えますよと言った年数であり、実際にはもっと長く使用できることの方が多いです。私のあまり使用していないHDDは10年ほど使えています。もちろん使い方によっては早く使用できなくなる可能性もあります。

HDDでは寿命に近づくにつれて徐々に動作が遅くなるなどの性能低下がみられ始めます

SSDでは寿命間近になり急な性能低下とともに突然使えなくなる場合があります。

なのでパソコンの動作が遅いといった影響が考えられるのはHDDの可能性が高いかと思われます。

これらの経年劣化は避けて通れない事象ですので寿命が近づいてきたら交換を行う必要があります。

2023年現在AmazonでのHDD/SSDの販売価格は1TB=1000GBほどの容量で1万円前後となっており費用はそれほどかかりません。自作型パソコンはもちろん、ノートパソコンなどでも交換すること自体は容易です。

HDD/SSDの中にはOS等のシステムで使用している情報が保存されています!ストレージの交換を行う際はそれらを新しいストレージへ移す工程(ディスククローン)が必須です、必ず交換手順などを調べてから行ってください。手順を間違うと最悪の場合パソコンが起動できない事があります

ストレージが原因で動作が遅くなる場合、まずは容量の確保を行いましょう。それでも動作が遅いと感じたらストレージの交換を検討しましょう。HDDが搭載されているのであればSSDに交換することで劇的に動作が早くなります。

原因の探し方

それでは原因を探していきますが、方法はとても簡単です。

まず、ブラウザやメーラーなど他のソフトウェアが起動している場合は閉じてから行ってください

そして画面下、タスクバーのスタートメニューを右クリックしてタスクマネージャーを開きます。

タスクマネージャーが表示されますので各項目をみていきます。

CPU、メモリ、ディスク(=ストレージ)といった各項目の使用率が表示されていると思いますが、これが何パーセントになっているかが重要です。

タスクマネージャーしか起動していない状態で100%になっているものがあったらそれはただ起動しているだけで既に性能の限界に達しているということになります。

タスクマネージャーからCPU、メモリ、ディスクの使用率を確認し一つでも100%に近い値であったなら動作が重たくなる可能性が十分にあります。

それはCPUとメモリとディスクは互いに連携してパソコンというシステムを動かしているからです。

つまりどれか一つでも限界に達するとそのパーツが足を引っ張ることとなり動作に遅延が生じます

原因であるパーツが見つかったら各対策を実施していくことで動作が改善されます。

終わりに

今回はパソコンの動作が重たくなる原因と対策~ハードウェア編~ということで記事を書かせていただきました。

しかし動作が重たくなる原因はソフトウェアによるものやそのほかが要因となる場合もあります

それは別記事で書かせていただこうと思いますので、お待ちいただければと思います。

それでは快適なパソコンライフを!

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