わかりやすいWi-Fi解説
このページを見ている方はIT知識に詳しい方ではないと思いますので詳細な説明は後に置いておいて、、
まずは読み方を。
“Wi-Fi”=”ワイファイ”と読みます、うぃふぃではありません。
Wi-Fiはインターネットに接続するための規格ではあるのですが、Wi-Fi自体にはインターネットに接続する機能はありません。
ん?どういうこと、、?
まぁ分かり辛いですよね
Wi-Fiを水道に例えると
誤解を恐れずに分かりやすく水道に例えて説明すると
”水道にホースを繋がなくても遠くで複数人が同時に水を使える!”ようにする道具。
すごくないですか!?めちゃくちゃ便利!
Wi-Fiは上記の例でいうところのホースの代わりの道具となります。ですので水道元=インターネット回線は別途必要となります。
インターネット回線をWi-Fi化(つまり無線化)することにより、物理的な線(ケーブル)を接続することなくインターネットが利用できるということになり、便利になるということです。
自宅に引いているインターネット回線に対しWi-Fiモデム/ルーターを接続することにより簡単にWi-Fiが利用できるようになります。
Wi-Fiの弱点
しかし!Wi-Fiは便利な反面弱点もあります。
通信距離が短い
まず通信距離が短い!個人での無線利用となりますので電波法などにより強力な電波を発信することができず、携帯電話やスマホなどのキャリア回線の大きい通信基地局に比べるべくもなく電波が弱いため、遠い距離まで電波を飛ばすことができません。
実際に使用できる距離は半径10m以内といったところでしょう。
それでも自宅内での利用であれば不便となることは稀ですね
有線に比べて回線が不安定/速度が遅い
有線での接続と比べると無線では空気中を電波が飛ぶことになるため、電子レンジ等の機械による電磁波や他家のWi-Fiの電波に邪魔をされたりと通信が不安定になる場合があります。
またこれらの要因により回線が切断したり、回線速度が著しく低下する可能性があり、居住環境によっては思っていた使用感とは違うといったことが起こりえます。
通信のセキュリティに気を付ける必要がある
これはあまり気にされない方が多いと思いますが、とても大事なことです。
Wi-Fiは無線ですが、無線であるということは線を繋がずに範囲内であれば繋がるということです。
そして範囲内であれば誰でも利用できるということになり、もし悪意のある人が同じ回線に繋がり、その通信内容を傍受したとしたら、、、。
近年ではインターネット上でクレジットカードで買い物をしたり、パソコンやスマホなどで銀行口座の管理したりといった事が当たり前となっておりとても秘匿性の高い情報が通信されています。
それらが傍受されクレジットカード番号や、銀行口座やその暗証番号が流出してしまい、悪用されてしまう危険性があるということです。
しかし大丈夫です。ここまで怖いことをお伝えしてきましたがWi-Fiは通信を暗号化し尚且つパスワードによる不特定多数の人の回線接続を弾く仕組みをとることができますのでそこまで心配する必要はありません。
とはいえパスワードの設定は必ずしましょう!時々パスワード設定していない人がいるので、、、危険です。
インターネット回線の種類
すこし突っ込んだ説明を致しますとインターネット回線は主に二種類あり、自宅などへ引く固定回線、携帯電話/スマホなどで利用する無線のキャリア回線があります。それぞれの特徴は以下の通り
自宅などでの固定回線
固定回線であるため回線の品質はとても良いです。通信は高速であり安定感があります。
また通信はどれだけ行っても定額であり、使い過ぎで料金が高くなるなどの心配がありません。
2023年現在の月額料金は2000円台~5000円台が主流であり、高価格帯であるほど、より高速であったり安定感が増すなどの傾向があります。
そしてこの固定回線をWi-Fi化(無線化)することにより、高速で安定したインターネットが無線で利用できることになります。
もちろん先述した通り、Wi-Fiの使用環境によっては安定性に欠ける事も考えられるので注意が必要です。
携帯電話/スマホなどでのキャリア回線
ドコモやau、Softbankなどのキャリア回線ですね。大体どこにいても利用できるといった大きなメリットがあります。
もちろん無線である以上は通信基地局から離れてしまったりすると通信が不安定となったり電波が入らないといった事は起こりえます。
こちらのインターネット回線元は各キャリアの通信基地局となり、そこから強力な電波が発信されているということになります。この電波はWi-Fiとはくらべものにならないほど強力なので遠くまで届くんですね。
そんな大きなメリットを持つキャリア回線ですが固定回線と比べると色々と制約や不利な事があります。
- 月々の通信できる容量に上限がある
- 容量上限が高いプランでは価格が高くなる
- 容量無制限プランもあるが固定回線に比べ割高
- 固定回線に比べ通信は遅く、不安定
これらの制約や不利な事があるため、携帯電話/スマホ利用において“出先ではキャリア回線を使うけど自宅ではWi-Fiを使用する”などの使い方が主流となっています。
※モバイルワイファイについて
スマホなどと一緒に持ち歩きスマホでWi-Fiを利用できるようにするためのモバイルワイファイといった物がありますが、これらも基本的にはキャリア回線を利用した通信容量に上限があるタイプのものとなります。
モバイルワイファイはおすすめしません、理由は以下の通り
- スマホと一緒に持ち歩く必要がある(スマホと二台持ち歩く必要がある)
- モバイルワイファイ自体の充電も必要(スマホと二台の充電が必要)
- キャリア回線であるためスマホの通信品質と同等(スマホの電波が入らないところではモバイルワイファイも電波が入らない)
- スマホの通信品質と同等ならスマホ側のキャリア回線を通信容量が大きいプランにすれば良い
上記の理由から特別な理由がない限りおすすめはしません。
※FreeWi-Fiとは
カフェなどで利用できるFreeWi-Fiがあります。
これはお店側が引いているインターネット回線をWi-Fi化し、お客さんに自由に利用してもらおうといったサービスです。
しかしこちらも利用はおすすめしません。理由は以下の通り
- パスワード設定の無い回線が多く、だれでも使えてしまう。
- 不特定多数の利用が想定され、悪意のある者の利用も当然想定される。
上記の理由からFreeWi-Fiの利用はおすすめしません。というか止めてください、危険です。
どうしても利用したいシーンがあった場合は秘匿性の高い通信はしないようにしてインターネット閲覧するだけに留めてください。
Wi-Fiは通信規格の一つであり、個人で無線利用ができる便利なものです。
近年では色々なWi-Fiルーターが販売されており、設定も簡易なものが多いです。
しかし万能ではなく注意するべき点もありますのでそれぞれの環境にあった配置や設定を行いましょう。
おまけ:きちんとしたWi-Fi説明
Wi-Fiとは、パソコンやテレビ、スマホ、タブレット、ゲーム機などのネットワーク接続に対応した機器を、無線(ワイヤレス)でLAN(Local Area Network)に接続する技術のことです。
Wi-Fiを利用するにはWi-Fiルーターが必要となります。Wi-Fiルーターは、Wi-Fi機器と電波の送受信を行いLANとの仲介を行うための機器で、無線LAN親機とも呼ばれています。
Wi-Fiを使うことで、有線LANのようにケーブルを引く必要がなく、スマートフォンやパソコンなどの機器からインターネットに接続することができます。また、Wi-Fiを使うことで、有線LANのようにケーブルを引く必要がないため、自由に移動しながらインターネットを利用することができます。
以上のように、Wi-Fiは無線LANの一種であり、パソコンやスマートフォンなどの機器からインターネットに接続するための技術です。